ドイツのアクセサリーショップでピアスホール開けた話

一番最初に耳たぶにピアスホールを開けたのは高校生の時で、高槻の駅のトイレでベース背負いながら(バンドをやっていたので)駅ビルの中のダサいアクセサリーショップで買ったピアッサーを使って左耳にひとつだけ、そんなに好きでもなかったJUDY AND MARYのそばかす、「おもいきりあけた左耳のピアスには ねぇ 笑えないエピソード」って口ずさみながら帰ったのを覚えてる。そして自分にもこんなエピソードがあることに驚きつつそれから長い年月を経た今、ドイツの地で新しくピアスホールを開けることにしたババアがここにいる。

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ささみです!

そもそも左にしか開けてなかったせいで両耳デザインのピアスとかを付けられずになんとなくいつの間にか塞がっていたんですよね、もう5、6年はイヤリングだけで過ごしていたんですけど、本当にイヤリングすぐなくすので、マジで買った次の日に「わ〜い」って飲みに付けていってなくしたりする、そういうことが頻発した結果「やっぱりピアスにしたほうが無くさなくなるかも〜」という結構アホな理由でピアスホールを再び開けることにしました。そしてたいていのピアスは2つセットになっているのでピアスホールもふたつ、右と左でひとつずつ開けたい!とババアは決心したのです。この歳になって改めてピアス開けようとすると結構友達にウケたりするかな?と思ったりしたのですが「そういえばピアスを開けようと思って」という話をすると「へ〜」くらいの反応しか返ってこなくてみんな私に興味ない〜とこっちがウケたりしてました。どういうことやねん。ともかくピアスホールを開けるってなるとドイツでも日本でもまぁそんなに方法的には差異がないです。わたしが高校生のイキリだった時のようにアクセサリーショップでピアッサーを買うこともできるし、町のそこらへんにあるTattoショップとかボディピアスの専門店とかに行ってもいい。日本だとあとなんか保険きく病院でやってもらえるやつとかあるらしいのですがわたしはよくわかりません。そんなことあるの…?

 

でまぁわたしは今回アクセサリーショップでピアスホールを開けてもらうことにしたのでそのレポートでも書こうかなと思います。結構簡単で安かったので。

 

 

必要な事前知識

どこでやったん?

駅の近くの商店街などに入っているアクセサリーショップ、Claires でやりました。ロゴ見ていただいたらわかると思うんですけど日本にもあります。 

clairesn.co.jp

 なぜかドイツ語版のHPがなかったので日本語の置いておきます。

今まで興味がなかったのでしっかりと見てなかったんですけど店頭に「ピアシング無料でやってます!」みたいな張り紙がされています。わたしが行った時には「ピアシングすると店内のアクセサリー20%オフで買えますセール」をしていました。たぶん期間限定とかではなくいつもやっているんでしょうけど。

開店直後の10時とかに行ったんですけど 平日だったからかまぁ人が少なくてめちゃくちゃ親切に解説してくれました。

 

いくらくらいかかったん?

全部込み込みで29,99ユーロでした。

内訳でいうと、最初の消毒、ホールの位置を確認してピアシングと、アフターケアローション、ファーストピアス2つの値段も入ってこの値段。両耳合わせてこの値段です。レシートみたらファーストピアスの値段が7ユーロくらいだったので、1つだけ開けるとかなら23ユーロとかになるのかな。ちなみに一番安いただの銀色の丸いピアスを選んだのでこの値段でしたが、他に星型やハート形、色の石がついたものなどもあり、そういったものを選ぶと少々値段があがるようでした。

わたしはここはべつに安く済ませて可愛いピアス買ったほうがええやろと思ったのですが少なくとも3週間はこのクソダサファーストピアスをつけていなくちゃいけないのでもっとシックなタイプにしておけばよかったな〜とちょっと後悔しています。

 

ピアシングの流れ 

レジで店員さんにピアシングお願いする

元気に「Guten Tag!」と挨拶することが大事、挨拶はこの世で一番大事なことなので。これはドイツで暮らしていく上で全く大事なお話なんですけど、笑顔で挨拶してハキハキ喋って最後にチューッスて言えばいくら無愛想な店員でも8割くらいは微笑み返してくれるんですよ。 ファーストインパクト与えていこ。どうせ二度と会わない店員なんだから失敗しても後で呪えばいいだけなんですよ。

「Guten Tag! ich möchte Ohrlöcher haben」とかまぁそんな感じのことをニコニコしながら話しかけましょう。文法は間違っているかもしれない、でもそんなことはどうでもいい。わたしがみなさんに伝えられるのはやりたいことをどうやっていくかだけなので。

すると店員さんがちょっと無愛想にペラペラと「これまでにピアスをあけたことはある?」とか「Ausweis身分証明書とかは持ってる?」などと聞いてくるので適当に返事をするとピアシングの台に連れて行ってくれます。

 

ピアシングに際しての同意書を書く

当たり前ですがサイン無しにピアシングはしてもらえません。残念ですがこの同意書が読めない人はピアシングをやめなくちゃいけない。たぶんあんまり理解してへんなと思われたらピアシングできませんって言われるんちゃうかな。店員さんに「あんまりわかってないのにハイハイっていうだけの人めっちゃおるねん」って言われた(笑)

妊娠してないかとか、毎日飲んでる薬がないかとかそういうことが書いてあります。あんまり覚えてない。

 

ピアスホールの位置を決める

耳を全体的に消毒された後にペンと爪楊枝みたいなのを使ってホールの場所を決めていきます。私の場合は以前開けていてもう閉じてしまっているホールがいくつかあったのでそこを避けつつ、2、3個候補で印を付けてもらったところから選びました。

閉じてしまったホールそのものをもう一度開けることも可能っぽかったのですが、どうも私の場合はズレたり斜めになってたりで全然良い状態ではなかったので元々の穴は無視して別の場所に開けました。

このやりとり、めちゃくちゃ大事なのでなんか理解できないところがあったらすぐにきき返すべき。わたしは何度も何度も「大きめのピアスをつけたいからあまり内側に寄ってほしくない」「(印を付けたところより)もっと上に」「左と右があまり対象に見えない」などと文句をつけ続けましたが店員さんは何度でも書き直してくれました。一度開けちゃってから文句言っても無駄なのでいくら嫌な顔をされようと納得いくまで指摘し続けましょう。

 

ホールを開ける

カウントしたほうがいい?すぐ開けちゃっていい?と聞かれたので「すぐに開けていいよ」って言ったら「〜いいよ」の「よ」くらいでもう開いててウケた

 

アフターケアローションをつける

店員さんがやってくれる最後の工程。この時点でたぶん「アフターケアローションを毎日朝昼晩3回つけてね〜」みたいな説明があったようななかったような…。込み込み30ユーロにアフターケアローションも入ってるのでまぁコットンとかは自分でdmとかで買ってね…。

 

会計をして笑顔で立ち去る

一度開けたピアスホールが閉じちゃってるので、店員さんには何度も「3週間は絶対にファーストピアスを外さないこと、もし可能なら1ヶ月とかしといたほうがいいかも」と言われました。でも早く可愛いピアスなどをつけたいな〜〜〜!!

あと当日はお風呂に入らないこと、あんまり耳は触らないこと、など細々な注意をされて終了。

店内の好きなピアスなどを買って気分を高めてもいい。わたしはうちの猫にそっくりなピアスが4ユーロであったのでそれを買いました〜。きゃわ〜。

 

 その後

終わってみれば15分くらいのめちゃくちゃ早い処置でした。特に膿んだりかゆくなったり赤くなったりすることもなく過ごしています。着替えの時とかに服に引っかかって引っ張られてめちゃくちゃ痛かったりする以外は問題もない。早く穴固まるといいな…。そしてこのクソダサファーストピアスを外して可愛いやつをつけたりしたい。

 

なんか実はピアス開けるか〜と思ってから半年くらい開けないまま過ごしてたんですけどClairesの店頭のチラシ見てフラ〜ッと入って15分でピアス2つ開いて出てくるってなんでもっと早くやらんかったかなと思っている。実はタトゥーも入れたいとずっと思っているんだけどタトゥーもこんな感じでフラ〜ッと入れてしまうんじゃないかと心配している(夫が)。

なんか本当に自由だな〜。職場もピアスはもちろんタトゥーも問題ないし髪の毛だって橙色だしスッピンだし好きな服着てて健全だな〜と思いながら生きている。こんな感じでずっと生きていきたいが子供が生まれたらわたしも変わったりするのだろうか。大人になってどんどん自由になっていくし、ずっとこういう気分でいたいな。そのためにがんばろ。

 

 
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