渡独2年目のドイツ語勉強法(2017/07/22)
まずはうちの可愛い猫を見て。
はいじゃあ今日もやっていきましょう!
ssmeyuki.hatenablog.com
あんまり役に立たない勉強法の記事を書いたのがだいたい1年前だったので更新しようかなと思って書いています。
いや〜そもそもなんですけど、2年目にもなるとだいたいのことは自分でできるようになるじゃないですか。なんかスーパーで返金してもらうとか、病院に行くとか薬を買うとか職場でお客さんの対応をするとか、まぁスムーズとは言えないけどある程度はドイツ語で他人と意思疎通できるようになってきて。私の場合は特に渡独した時点でB2を終わらせてたのもあり、だいたい文法は頭に入っててあとは現地で喋ってればドイツ語も上達するでしょう、くらいの感じだったんですね。
あのね、そんなこと全然なかった。
語学は勉強しないと上達しないんだな〜というのを実感している2年目です。
■語彙を増やそう
Kindleで無料のドイツ語小説をダウンロード
語彙を増やすのってね、小説読むのが一番なんですよ…。知ってる、知ってるんです。
でも続かなくないですか?!うちにも「よ〜しこれなら読めるだろう」ってAmazon.deで注文した『MOMO』やら『das fiegende Klassenzimmer』やら「やっぱり本屋での出会いが大事」とか言うてジャケ買いした『die Zeit die Zeit』、「読んだことある本なら読み進めやすいだろう」って買った『Die Stürmhöhe』が本棚に鎮座しているんですよ。
というかドイツは家で読む人しかいないの?ってくらいハードカバー主流なので通勤中にぱっと読みたいわたしにとって本を読むタイミングを逃し続けてる状態。
というときに出会ったのがKindleでした。知ってました?カフカの『Das Schloß』とかkindle化されてて、無料でDLできるんです。読書好きな方ならご存知でしょうがドイツ版の青空文庫であるProject GutenbergなんかもAppが出てて無料でドイツ語の古典を読めるんですけどまぁ、kindleの方が使い勝手がいいですよねぶっちゃけ…。
kindleのいいところは長押しで単語を調べられるところですね。まぁ独独だし難しい説明ばっかりなんでわたしは長押しコピーして物書堂さんのAppで調べる方が多いんですけど…。
ええ時代ですわほんまに。
というわけで通勤時間の30分は読書。読むときには出来るだけ声は出さずとも口を動かすようにしてます。電車の中で読むの?!って感じでしょうが、こっそりですよこっそり。人がいるときはしません。でもやっぱりドイツ語(というか母語以外)って目が散っちゃうんで、口に出して一行ずつ確かめる方がええと思うんですよね。
この画像はカフカですけど、kindle無料の本は探せばいくらでも出てきますしわたしは何本か短編小説が集まってるやつとかもDLしました。まだ読んでないけど。
Feedlyでドイツ語ニュースサイトの記事を流し読み
あくまで流し読みですから…。あと一応日本のニュースもNHKとかCNNjpでチェックしてます。
ドイツニュースサイトだとDW、あとSIPEGELとHuffington PostといくつかあるけどまぁDWだけ読んでおけばとりあえずOKじゃないですか?一応tagesschauも登録してるんだけど読んでないし…。
こんな感じでバーッと出てくるので気になった記事だけHPに飛んで読む感じですね。
単語帳作って読み返す
あのね、「読み返す」のが大事なんです。とりあえずまずカバンに入れておける、かつペンも一緒に挟んでおけるタイプのノートを買います。今まで習った単語はとりあえず放っておいていいです。その日出会ったわからない単語を書き込みます。その時じゃなくてもいいです、時間がある時に辞書を引いて、余裕があればさらにその単語を使った例文を作ります。
例文を作るのはめっちゃいいですよ〜。意味がわかってないと文章は作れないですからね。短くていいんです。
- 下手にきれいにまとめようとしないこと。
- 同じ単語を何度書き込んでも問題なし。
- 関連する単語は近くに書き足す。
形容詞(adj.)か副詞(adv.)か、名詞の性別、他動詞(t.)か自動詞(i.)か、自動詞ならどんな前置詞と結びつくのかも忘れずに。基本的に私は辞書を真似してます。
こんな感じ。
そして寝る前にこれを最初から最後まで読み返します。当然最初の方に書いてある単語は毎日読むことになって「もうわかったよ」ってなるんですけど、そしたらその単語を使った別の例文を作って一番最後に書き足すんです。
ドイツ語は特に動詞が複雑で、他動詞の場合と自動詞の場合で意味が全く変わったりするので、例文を作って覚えるのはマジで大事。覚えるというか、書いて口に出すことで「ぱっと出てくるようにする」のが目的なんです。
例えば朝起きて「Morgen」って出てくるのも、初対面の人と挨拶する時に「Freut mich」って出てくるのも、その人と別れる時に「war nett dich kennengelernt zu haben」って出てくるのも、こう思ったから言うんじゃなくてそういう言い回しだから使ってるっていうもんですしね。
そんなん言いながら未だにsich entscheiden(決定する)とunterscheiden(etwas4をvon et.3から区別する)も覚えらんないんですけどね。なんでこんなに似てるですか?
あとdie Werbung(コマーシャル)とdie Bewertung(評価)とdie Bewerbung(応募・願書)とかももうこんがらがりすぎていつも間違ってる。アホちゃうかほんま。
蛇足ですが、以下は大学在学中に教えてもらった単語帳と文法書。ちょっと古いけど、文法書は未だによく引いてます。最近よくあるカラーで読みやすいタイプのも初心者にはいいのですが、中級以上になったらこっちの方がいいよ。オススメ。
■まとめ
勉強し続けんといけんのですよね…ほんまに…。本当に、ドイツで暮らしてればドイツ語が上達するって、そんなん初心者までですよ。ほぼドイツ語が喋れないままワーホリでこっちに来て1年間でVHSでB2までとって、そこまでは良かった。そっから2年、仕事始めてずっとドイツ語喋ってても、全然ダメですもん。なんでこんなに難しいんだろうってずっと思ってる。
そもそもこのブログは家でも職場でもドイツ語しか使ってないせいで日本語の語彙がすぐに出てこなくなるのに危機感を覚えて始めたんですけど、書いてる間にめっちゃ辞書引きますもん。これなんて単語使ってたっけ?ってなって。
母語でこれなんだから外国語はもっと意識して単語を使っていかなきゃダメですよね。
まぁ私の場合は夫との喧嘩の勝率を上げたい、っていう明確な目標達成に向かって!誠実に!粛々と!ドイツ語上達させていきますわ!
学校通うのは難しいので、やっぱり当分は本を読む、単語帳の単語を増やしていく、というところからですね。
がんばろ。
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