ミュンヘンでノイエピナコテーク行ってきました!(2016/07/22)

こんばんは!

ミュンヘン2日目〜!朝からホテルの朝食をガッツリ食べ(これが種類豊富で美味しかった)9時頃に出発。

目的地はノイエピナコテーク(Neuepinakothek)!もう早速画像を載せちゃいますが、これ目当て。

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Egon Schiele (1890-1918)「Agonie」1912

わたしのブログのヘッダーにもしている天才エゴンシーレの絵が1枚ですがノイエピナコテークには所蔵されているんです〜♡
このシーレがわたしは大好きでして、どれくらい好きかというとシーレの最も有名な絵の一つである「Tot und Mädchen」(死と乙女)を見るために大学1年生の冬にウィーンまで飛んじゃうくらいです。当時貧乏学生だったわたしを初めての海外旅行に踏み出させたのがシーレでした。以来画集を集めポストカードを飾り思いを馳せていましたがようやく会えて嬉しい。

シーレの絵は激しい感情が映し出されているのにそれでも画面から出てこれない静けさが印象的(個人の感想です)。どうやってあんな熱量をこんな静かな画面に収めることができるんだろうって、シーレの作品を見るたびに心が震えます。今にも自分に襲いかかってきそうな重たくて暗い空気を感じさせてくれるのに、それでも美しい画面がそこにあることに感動するんです。

シーレは特に風景画が素晴らしいのですが、あんまり日本では見れないんですよね…。ていうか常設では1枚もないのか?わからん。

ちなみにノイエピナコテークではシーレ(というかクリムトとかの世紀末分離派?)は出口のすぐそばの小部屋にまとめられているのですが、それを知っていたわたしは「シーレが近づいてきている…」とめっちゃ緊張してあんまりそれ以前の作品をじっくりと見れませんでした。

 

それでも目を引いたのがこちら。

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Paul Signac(1863-1935) Die Seine bei Samois(4 Studien) 1899

この人のこと全然知らなかったのですが、見た瞬間「好きっ!」となるくらい綺麗な色使い。

日本語版Wikipediaはこちら→ ポール・シニャック - Wikipedia

ゴッホの見舞いに行ったと書かれていたので「もしや?!」と思いオモコロのサイトを急いで覗きましたがシニャックはいなかった…

omocoro.jp

シーレは家に飾れないけどシニャックはめっちゃ飾りたくなります。生き方が全然シーレと違って牧歌的なのがいい…。心が浄化されますね。

 

 

 

とここまで書いて、ミュンヘンの銃乱射事件の一報が入りました。ついに、というかやっぱり、というかでもそれでもまだ本当か?という気持ち。まだISのテロと決まったわけではないようですが、実行犯は未だ逃亡中だそうで不安です。
ドイツでもまだ情報が錯綜している状態で、とりあえず「テロである(ISかどうかは不明)」「死者は6人(以上)」「実行犯は逃亡中」「GSG9(対テロ部隊)が出動」くらいしかわかっていません。

ハフィンポストにはこんな記事が。

www.huffingtonpost.de

いいのか?この非常事態に知らん人を家にいれて…?

というか、非常事態ですよね。ここのところテロとクーデターとでずいぶん緊迫した空気になっていますよね。数日前にもWürzburgでISに影響を受けた17歳の男の子(男の子といっていいのだろうか)が電車内で斧を振り回す事件が起きたばかりでした。総領事館からは注意喚起のメールが週に何度も届いています。

ともかく自衛、するのも難しい状況ですがいつでも冷静に、夫としっかり連携をとっておこうと思います。

 

ではここらへんで。

 
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